
ダイエットに良いとされるおからの成分
最近、おからはダイエット食や健康食として注目されていますが、おからはカロリーが100gあたり111kcal、糖質が2.3gとなっており低カロリーかつ低糖質な食材として知られています。なお、ご飯のカロリーは100gあたり168kcal、糖質は36.8gです。このことからも、おからがダイエットに最適なのかが分かるかと思いますが、この食材は単に低カロリーかつ低糖質なだけでなく、タンパク質や食物繊維、カルシウムなど様々な栄養成分が含まれています。
タンパク質は、筋肉を作るのに欠かせない栄養素なので、ダイエット中は積極的に摂取すべきですが、大豆に含まれるタンパク質は満腹中枢を刺激して満腹感を高める効果があるとされています。加えて、大豆に含まれるペプチドという成分には脂肪燃焼作用があるので、おからはダイエットに最適な食材と言えるでしょう。

また、おからに含まれる栄養成分の中で最も注目したいのが食物繊維です。食物繊維には、水に溶けるタイプの水溶性と、水に溶けない不溶性の2種類がありますが、おからに含まれるのは不溶性の食物繊維です。不溶性の食物繊維は、腸のぜん動運動を活発にして排便を促してくれるので便秘解消効果が期待できますが、整腸作用もあるので大腸がんの予防にもつながります。なお、おからに含まれる不溶性食物繊維の量は100gあたり11.5gで、ごぼうの約2倍の量が含まれています。そのため、特に便秘に悩んでいる方におすすめです。
また、カルシウムと聞くと牛乳を始めとした乳製品を思い浮かべる方が多いかと思いますが、大豆製品にもカルシウムは含まれています。含有量はそこまで多くないので、カルシウム不足を補うために食べるのには不向きかもしれませんが、おからは他の栄養素も豊富なので積極的に摂取することをおすすめします。
さらに、豆腐や豆乳などの大豆製品と同じく、大豆イソフラボンが豊富に含まれています。大豆イソフラボンは、女性ホルモンのエストロゲンと同じような働きをしてくれるので、美肌効果や更年期障害の予防などの効果が期待できます。
