
効率的におからを摂取する方法
妊婦の場合、自身はもちろんのことお腹の中の赤ちゃんにもしっかりと栄養を届けないといけません。栄養は基本、食べ物から摂取をするのが理想であり、豊富な栄養素を含んでいる天然素材のものをチョイスしていきたいものです。管理栄養士の多くが妊婦に食べて欲しい食べ物として挙げられるのが「おから」です。これは豆腐を作る時に出る搾りかすのことを指していますが、この搾りかすいは非常に魅力的な栄養素となるタンパク質・ミネラル・ビタミンB2が含まれているので、積極的に口にしておきたいものです。ここでは簡単に、妊娠中に効率良くおからを摂取する方法を解説していきましょう。

おからには味がないため、料理の材料という形で使用するのが望ましいです。昨今では大豆ミートというものが注目を集めており、肉の代替品として大豆が使用されるようになりました。おからもその大豆ミートになるので、普段はお肉を使用して作っているハンバーグの材料にすると良いでしょう。名付けて「おからバーグ」と呼びますが、そのレシピをここで述べると、1人前を作るのにおからが100g・塩小さじ1・小麦粉が大さじ2の材料を用意します。調理をする前に一度おからを電子レンジで1分間温めれば水分を飛ばすことができ、分厚いバーグを作る場合でも中までしっかりと火を通すことができます。材料をすべてボウルの中に入れて手でよく捏ねていき、サラダ油を敷いて約10分間蒸し焼きにしましょう。しっかりと焦げ目が付いたら完成で、あとはトマトケチャップやデミグラスソースを掛ければハンバーグと見分けが付かない料理となります。
妊娠をすると貧血に悩まされる方が多くなりますが、それはお腹の赤ちゃんにビタミンB2やタンパク質をへその緒を通じて送っているからです。この2つの栄養素を毎日補うことが求められますが、おからなら1日100g摂取をするだけで十分な補給となります。多くの方が好まれるハンバーグの代替材料にしてみると、効率良く摂取ができるでしょう。
